サタン「お前達にはこれからこのマンションで生活をしてもらう!」

一同「何でだよっ!」

サタン「これはまあいわゆる企画ってやつだな。ゲームとほとんど同じだから楽しんで…」

アルル「ま、待ってよ!何でいきなりこんなことに!?」

サタン「順を追って説明する。まず紹介したい者がいる。出て来い」

「はーい…って私管理人なのに何でサタン様そんな偉そうなの」

サタン「偉そうではなく、偉いのだ!」

「さいですか」

ルルー「この方は?」

サタン「うむ、こいつはこの企画に関わる者だ。まあ全部説明すると
    ややこしいから管理人ということにしておいてくれ」

「よろしくおねがいします」

サタン「食料、生活品、娯楽…今はあまりないが後々増えていく。
    食料ぐらいはすぐに調達出来るだろう、ふやま」

「ええ、私のそっくりさんが食事を与えてくれるので」

りんご「状況を整理すると…私達は今からこのマンションで暮らし、
    そのそっくりさんとやらが衣食住の安全を確保してくれる…
    そういうことですか?」

サタン「うむ、上手くまとめてくれたな。ありがとうりんご」

ウィッチ「サタン様、この企画には何のルールがありまして?」

サタン「ルール?」

ウィッチ「ここで暮らすにあたる決まりや出来事やイベントなどのことですわ」

サタン「ふむ。それを言っていたら日が暮れるからまず人間関係の決まりを決めておこう」

アルル「えっ!?もしかしてサタン、
    それにかこつけて自分にいいように操作するんじゃないだろうね」

ルルー「ルルーはもちろん恋人ですよね!サタン様!」

サタン「…人間関係はまだ決まっておらん。これから築いていく決まりになっている」

リデル「えぇ…お友達、出来るでしょうか」

サタン「案ずるな。この濃いメンツの中にいたら嫌でも友達ぐらいは出来る」

エコロ「あははっ!いっぱい友達出来るといいねえ!」

サタン「人間関係は他人・友達・親友・恋人・夫婦の5つがある」

アルル「後半2つがおかしいんだけど。僕の空耳?」

りんご「私の耳には恋人、夫婦と聞こえましが」

レムレス「それ…どういうことですか?」

サタン「まず友達から始め、親友か恋人になる。夫婦になるには恋人状態じゃないとなれない。
    ちなみに夫婦になると隣の住宅地で暮らすことになり、子供が生まれることもある」

アミティ「ええぇぇええええええ!!?
     こ、こここここ子供ってそれってつまり○▲×◎□×▽☆!!!」

ラフィーナ「お、落ち着きなさいアミティさん!」

ルルー「サタン様と…私の……あぁん」

りんご「約一名妄想のお花畑に連れて行かれましたね」

サタン「お、落ち着くのだ。子供が出来るといってもそういう行為をするということはない。
    いや、したければしてもいいが…子供はある日突然家にいるのだ」

アルル「何そのホラー!?生物の理を完全否定してるよ!」

サタン「そこは暗黙の了解でツッコまないでくれ」

ウィッチ「ツッコミといえば…シェゾさんやけに静かですわね?」

シェゾ「考えたら負けと思った」

ウィッチ「ああ…なるほど」

サタン「というわけで質問のある者はいるか?」

りんご「あの…」

サタン「なんだりんご」

りんご「りすくま先輩は?」

まぐろ「いない…ね★」

サタン「諸事情によりご退場願った。他にもいくつかそういう奴はいるから
    皆様のご理解とご協力を…」

アルル「ドラコーーーーーーーーーーーーーーー!!」

りんご「りす先輩ーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

アミティ「ケロティ兄さんーーーーーーーーーーーーーーー!!」

シグ(…たらと本の虫については誰も叫んでない)

こうしてぷよぷよ(一部を除く)キャラ達はトモコレというゲームで
奇妙な関係を築き上げていくこととなった!

「あ、もちろん分かってるとは思いますが
 同性同士の恋愛は禁止です。親友以上は許しませんよ」

シェゾ「…何で俺を見る」

「いえ、なんとなく」

アミティ「えーそれはそれで残念」

シグ「…アミティ?」


ウィッチ「最近変な夢ばかり見ますわー」

アルル「僕も…この間はくしゃみで体が吹っ飛ぶ夢見ちゃったよ」

シェゾ「そういう仕様なんだろ」

ルルー「ああ…サタン様の夢もっと見られたらいいのに」

アルル「そういえばサタンだよね。僕達をここに呼んだの」

ウィッチ「全くいませんわね。帰ります?」

サタン「帰っちゃ駄目!」

シェゾ「あ、出た」

サタン「みんなよく集まってくれた!嬉しいぞ」

アルル「で、今度は何を企んでるの?」

サタン「企んでるなどとんでもない!ここで写真を撮るのだ!」

ウィッチ「写真、ですか?」

サタン「うん。ここは写真館といってな。写真を撮ることが出来る。」

シェゾ「何も今ここで撮らなくてもいいだろ」

サタン「分かってないな。記念撮影というものはどこでも大事な行事の一つなのだ。
    ということでまずは立ち位置から決めようか」

ルルー「私サタン様のお隣でいいですか?」

ウィッチ「シェゾさんのお隣希望です」

シェゾ「どこでもいい」

アルル「僕もどこでも…」

サタン「ふむ、となるとこんな感じか」

一同「…」

ウィッチ「…棒立ちですの?」

サタン「こっからカメラに向かって走れー!はい、1、2、3…」

アルル「わわっ!ちょっと待って!いきなりすぎ!」

サタン「表情もつけて!はい!」



アミティ「ここの生活も慣れてきたような慣れないような感じがするねー」

リデル「はい…でもアミさんと友達になれて、私は嬉しいです」

アミティ「もともと私達友達でしょ!ね、シグ」

シグ「…」

アミティ「シグ?」

あやクル「ふふふ…」

アミティ「うわっ見るからにあやしい人、不審者?」

リデル「誰でしょうか」

あやクル「我が半身…よもやこの私を忘れたわけではあるまいな…」ゴゴゴゴ…

シグ「誰だっけ」

あやクル「…いきなり身体を乗っ取れるようになっておかしいとは思ったが都合がいい。いただくぞ!その身体!」

「はいはい、マジもんの喧嘩と戦闘はなしなし」

アミティ「あ、管理人さん」

「うん、ここでシグ君に手を出すのは頭から消していただけませんか」

あやクル「…私が復活できるチャンスがあるのにみすみす逃せというのか?」

「とにかく!ここではシグ君に手は出さない!」

あやクル「…分かった」

アミティ「すっごーい!何で言う事聞かせちゃったの?」

「ストーリー上とゲーム上の仕様です」

アミティ「ストー…?ゲーム?」

「ともかくあやクルさんが来てくれてほんの少し助かりました」

あやクル「何だと?」

「後でこの時間に音楽館行って下さい」

あやクル「ヘビメタ…セッション?」

「音楽経験がなくても大丈夫です。勝手に体が動くので」

あやクル「不可解だ…何だこの島は」

「シグ君もあとで来て下さい」

シグ「分かったー」

リデル「何だかまた一段と賑やかになったような…」

アミティ「まあ、人が増えるのはいいことだよ!」


エコロ「確認するよ?今ヘビメタ歌えるのこのメンバー?」

レムレス「うん、間違いない。僕も歌えるよ」

エコロ「じゃあミュージックショー開催~!」

シェゾ「ちょっと待て。どういうことだ」

エコロ「音楽館でみんなでヘビメタ歌うんだよ!」

あやクル「…さっき管理人が来てくれて助かったと言っていたが…」

エコロ「うん!ぷよメンバーで男のメンツが一人足りなかったんだ!」

あやクル「そんなことの為に私は呼ばれたのか…」

レムレス「うーん…他の曲は?僕あれ動きがすごくて苦手なんだ。
      アイドルでお菓子の歌を歌うのはどうかな?」

シグ「虫の歌は?」

サタン「エコロ、練習前からくじけそうなバラバラ具合だぞ」

エコロ「平気平気!おじさまはボーカルね!かっこいいから!」

サタン「え…かっこ…いい?」

エコロ「うん!歌がうまいおじさま、感動するなあ~」

サタン「……ふっ。私の美声に惚れて気絶するなよ!」

シェゾ「手なずけた…だと」

まぐろ「上手くまるめこんだね★」

エコロ「よーし!じゃあ役割どんどん決めてこー!」

サタン:ボーカル
シェゾ:ギター
レムレス:ギター
まぐろ:ギター
エコロ:ドラム
シグ:ダンス
あや:ダンス

エコロ「よーし!これで決まりね!」

あやクル「この手のダンスはどうも苦手というかいやだな」

シグ「うーへー」

サタン「日どりはいつだ?」

エコロ「今すぐここで!」

まぐろ「えらく急だね★」

エコロ「どっちにしても僕達なぜかすらすら楽器も弾けちゃうでしょ?すごいよねこの島」

レムレス「うん。僕も甘いお菓子を作ろうとしてこの間ブロッコリーを作ってたよ」

シェゾ「…ブロッコリーって料理で作れるものだったか?」

サタン「ほら、舞台が開幕するぞ」

シグ「おー」


サタン「はぁ…」

「どうしました?」

サタン「…ふやまか。ほっといてくれ」

「恋ですね!」

サタン「どきっ!!」

「当たった?適当に言っただけなんですが」

サタン「………はぁぁ」

「相手はアルルですか?ルルーですか?ウィッチですか?シェゾですか?」

サタン「…アミティが好きなのだ」

「さすがにその解答は予想外」

サタン「あの笑顔が頭から離れない…気になって仕方がない…」

「しかしアミティとは…最早救いようがないですね…」

サタン「…何か言ったか?」

「いえ。で、どうするおつもりで」

サタン「告白する!」

「いいんじゃないですか。がんばれ」

サタン「私は自分の気持ちに正直なのだ!しかし…」

「しかし?」

サタン「どうやって告白しようか見当がつかん…」

「なら私にいい案があります」

サタン「本当か!?」

「ええ、まず…」

―――――

アミティ「ただいま~…あれ?手紙?」

『今日の正午浜辺に来てくれ サタン』

アミティ「人を呼びつけて何の用だろ?」

サタン「来た…」

アミティ「あ、おじさん。何の用なの?」

サタン「………スゥ」

「きみは なぎさの マーメイド♪
 ぼくは ちいさな うみぼうず♪
 いっしょに いこうよ♪ ふたりの 竜宮城へ♪」

アミティ「………」

「本当に歌ったあの人っ!!!歌わないだろあんなの普通!」

アミティ「………」

サタン「………」

アミティ「…えっと。おじ、じゃない、サタンさまは私のこと好きなの?」

サタン「ああ。好きなのだ」

アミティ「うん!いいよ!付き合ってみようよ!」

サタン「ほ、本当か!」

アミティ「うん!私のことを本当に好きだっていうなら応えてあげたいの。
     これからよろしく!サタンさま!」

「世の中には物好きがいるものです」

晴れてアミティとサタン様カップルになりました
ちなみになぎさのマーメイドのうたは原文です
しばらく笑いすぎてお腹が痛かったです


アルル「エコロ♪」
エコロ「アルルちゃん♪」

アミティ「サタン様!」
サタン「アミティ!」

ラフィーナ「まぐろ…」
まぐろ「ラフィーナ★」

シェゾ「………何が起こっているんだ」

ルルー「あら、知らないの?あの組、恋人と夫婦関係らしいわよ」

シェゾ「」

ウィッチ「まさかアルルさんとエコロがくっつきますとは…私も予想ができませんでしたわ」

ルルー「全く…どうなってるのかしらねこの島」

シェゾ「サタンが別の奴と付き合ってるってのに案外冷静だな」

ルルー「そりゃあ、ここは所詮お遊びの世界でしょ。現にアルルがありえない奴とくっついてるわけだし
     そんな状況でサタン様が他の人とくっついていようが関係ないわ。リア充爆発すればいいのに」

ウィッチ「最後本音が漏れてますわよ」

あっちこちでイチャイチャムード

ウィッチ「…シェゾ」

シェゾ「何だ…」

ウィッチ「この機に乗じて…私達もカップルになっちゃいませんか?」

シェゾ「!?」

ウィッチ「大丈夫!まずは子供作って…それから結婚ですわー…うふふ」

シェゾ「順序が逆だぞウィッチ!!」

ウィッチ「あら、正式な順序ならOKですの?」

シェゾ「そういう問題ではない!」

ルルー「ちょっと!何二人で惚気た話してるのよ!」

ウィッチ「ええ?だってせっかくですし、この状況を楽しまないと損じゃないですか。ってことでシェゾ…」

シェゾ「いやいやいや、俺達友達関係にすらなってないから恋人になるのは無理だぞ」

ウィッチ「じゃあ今から友達になりましょう!」

シェゾ「そんな不純な動機で友達になんかなりたくないわっ!!」

ウィッチ「あ!逃げた!」

ルルー「当然の反応ね…」

ウィッチ「んぐ…まあ別に無理にカップルを見つけなくてもいいですが…」

あちこちでイチャイチャムード

ルルー「甘いわ…空気が甘い」

ウィッチ「…リア充爆発すればいいのに」

この後シェゾとルルーがくっつきました
ウィッチさんどんまいです
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